こんばんは。今日は3連休の最後の日でしたが、空気が冷たくて芯から冷えるような寒さでしたね!明日は関東でも雪が降るかもしれないということで、皆様体調を崩さないように気をつけてくださいね。
私は今日も、新年最初のレッスンの生徒さんと、楽しく過ごしました。今日は昨日と違い、お勤めをしている方が来てくれました。明日から仕事だ〜とため息をつく人、緊急事態宣言が発令されてまたリモートワークになりそうという人、そして学校関係のお仕事の人は、受験シーズンに入ってくるのでコロナ禍で受験生をどう迎えるかの対応が大変だなど、色々と話してくれました。
レッスンの時間は、お琴が上手に弾けるようになりたくて来てくださっているので、演奏や指導をしっかりやるのは当然です。でも最近思うのは、習い事って技術の習得のためだけに通っているわけじゃないんだなーということ。お琴を弾いて出来ないところを直して、また弾いて、という技術のやり取りだけだったら、上達するのは嬉しいと思うのですが、自粛要請が出ている今の時期にわざわざ遠くから来てはくれなかったんじゃないかなーと。
お琴はとても綺麗で優しい音色なので弾くだけで癒されます。でもそれだけだったらお家で自分で練習するだけでもいいですよね。でも教室に通ってくれるのは、教室には様々な職業や年齢の生徒さんがいて、普段は接している家族や仕事の人とは違う人たちと出会えるからだと思います。先生と生徒さん、あるいは生徒さん同士で触れ合うことが、いつの間にかそれぞれの生活の中で大切な時間となっていて、みんなに会いたいから通うという理由も大きいのかなーと思うんです。
教室ではレッスンの合間に、お互いに近況報告や、お仕事のこと、美味しいスイーツや面白かった映画など色々な話をしています。大笑いしたり、愚痴をこぼしたり、悩みを一緒に考えたり、生活の知恵を教わったりしながら、ストレスが発散されたり、自分より大変な思いをしている人がいるからもう少し頑張ろうと励みになったりして、教室に来ることが毎日の生活から少し離れた特別なものになっているようです。そして、自慢ではないですが、私に会うとパワーをもらえるといろんな方から言われるので、みんなもお琴を習いに来るけれど元気になりに来てくれているのかなとも思います(^ ^)
去年突然始まった新型コロナウイルスの影響で色々なことがガラッと変わりました。私も教室を開いている意味や、皆さんにとってどうするのが良いのかなど、今まで以上に色々考えた年となりました。大変な世の中になった中、生徒さんが皆変わらずに教室に通ってくれたこと、そしてそれが、演奏の仕事がなくなって落ち込んだ私をどれだけ救ってくれたか、皆さんが元気にお琴に向かってくれる姿にどれだけ幸せを感じたかあらためて思いつつ、今年も生徒さん達と真剣にそして楽しくレッスンしていきたいと思った日でした。