お琴って着物を着て演奏するイメージがありますよね。でも、お琴を習ってみたいけれど、着物が着られないから私には無理!と、習い事の選択肢から外していませんか?洋服でいいですよと記載されているお事教室に体験レッスンに申し込んでも、どんな服装ならいいのか緊張しますよね。実際、お申し込みの時にレッスンの際の服装について質問される方が多いです。そこで、服装のついてまとめてみました。
お琴教室にはどんな服装で行けばいいの?
みなさんはご自身で着物を着られますか?浴衣しか着たことがないという方がほとんどではないでしょうか。日本の伝統的な芸術の場合、レッスンを着物でおこなう習い事もたくさんあります。日本舞踊のように毎回着物でというものもありますし、茶道のように節目やお茶会では必ず着物というものもあります。その中でお琴の教室は、あまり着物を着ることがない習い事です。先生の中には着物でレッスンをする方がいらっしゃいますが、ほとんどの教室では先生も洋服でレッスンをしていて、生徒さんも洋服で受けています。でもひとくちに洋服と言っても、どんな服装が良いのか迷いますよね。今回はこれはおススメしないですよという服装をあげましたので、レッスンに行く時の参考にしてくださいね。
1.はだし
特に夏は暑いのでサンダルを履いたりして、裸足で過ごすことが多いですよね。普段の生活では常に裸足で過ごしている方もいらっしゃると思います。お琴は個人のお宅で教室を開いている先生が多いです。まずは常識としてよそのお宅にあがるときに裸足は遠慮するべきですが、お稽古場が畳でしたらなおさらNGです。スリッパがあったとしても他の方が裸足で履いたものはなんとなく避けたいですよね。教室には靴下を持参して玄関で履いてから上がりましょう。カルチャーのような教室でしたら、靴を脱ぐこともまずありませんのでそこまで気を使う必要はないでしょう。
2.ミニスカート
お琴は先生と対面でレッスンをします。レッスンスタイルは教室によって椅子だったり正座だったりしますが、いずれにしても座って弾きます。ミニスカートを履いたことがある方は経験していると思いますが、座るとスカートは上にあがってしまい、さらに短くなってしまうんですよね。ミニではないと思ったのに楽器の前に座ってみたら短くなってしまった!なんてことはあるかもしれません。スカートはひざが隠れるくらいの長さのものが良いでしょう。うっかりミニスカートを履いてきてしまった場合は、ハンカチやタオルを膝にかけて目隠しをすると良いですよ。ちなみにロングスカートは足がすっぽり隠れるので、痺れたときにこっそり崩しても先生にバレないのでオススメです。
3.ジーパンやスキニーパンツ
礼儀という観点からジーパンNGの教室もありますが、あまりピッタリしたパンツ類はお勧めしません。特に完全に足を折り曲げてしまう正座では、締めつけの強いパンツは血流を止めてしまいますので、しびれるのも早いですし回復も遅いです。あまりしびれがひどいとレッスンに集中できなくなってしまいますし、せっかくの時間をほとんどしびれをなおすのに使ってしまったらもったいないですよね。パンツはストレッチ素材のものか、ゆったりしたものをはいていきましょう。
4.胸元の開いた服
お琴は180㎝もある長い楽器なので、低い調子の曲を弾くときは座っている場所からかなり離れるため体が前かがみになります。また、絃が13本ありますが足りない音は左手で絃を押して作ります。力を入れるので低い方を押すときはけっこう体が前に倒れます。襟ぐりが大きく開いた服を着ていると胸元が全開になってしまいますので、気をつけた方が良いです。開いていても体に沿っているようなものは大丈夫なので、一度体を倒して確認してみると良いと思います。
5.大きな飾りがついているもの
学生さんや男性のようにネクタイをしている場合は、タイピンをするかシャツの中に入れ込むかして弾く時にネクタイがダラっとならないようにしましょう。こまかいようですが、襟元やお腹の辺りに大きな飾りやぶらさがっているものがあると、弾いた音を消してしまったり視界を遮ったりと、意外と気になるものです。レッスンに集中できなくなってしまいますので、避けた方が良いでしょう。
まとめ
これはなるべくならやめた方がいいですよという服装をまとめました。お琴という伝統楽器を習うからといって、着物じゃなくちゃ!と身構える必要はありません。気合を入れたよそ行きの恰好をしなくちゃいけないということもありません。個人的には、素敵な服で来てくださる生徒さんとはレッスンの合間に洋服の話で盛り上がったりしますが、女性ってちょっとしたことで自分を磨ける要素がたくさんあるし、充実するための楽しみ方がいろいろあると思うんです。普段着でも全然構わないのですが、せっかくでしたら、自分が綺麗に見えるようにおしゃれをして教室に通うことで、よりその時間を楽しめたらいいですよね。