演奏会・イベント

小学校公演の練習

こんにちは。
今日はスッキリとした青空で気持ち良いですね!
柔らかな陽の光が差し込んできて、こんな日は秋らしい曲を弾きたくなります。

昨日は10月から始まる小学校公演の合奏練習がありました。
流山市では毎年、流山市内の全小学校を回って鑑賞会&体験教室を実施しています。
今年は新型コロナウイルスの影響で中止になってしまうのかなと思っていましたが、流山市の全ての小学校が希望してくださいました。
流石に尺八の体験はなくすところが多かったですが、お琴の体験教室はほとんどの小学校が希望されるということなので、新型コロナウイルスの感染対策をしっかりとりつつ、お琴に触れて小学生の皆さんに音色を楽しんで欲しいです。
今回私が担当する小学校は8校です。楽器も、琴に17絃に三味線と、フルコースです!

実際に小学校に行くときはさらに、立奏台と椅子に譜面台まで加わります。
持ち運びはちょっぴり大変ですが、運動会など学校での行事が沢山延期になってしまった子供たちが、和楽器の演奏で少しでも明るい気持ちになってくれたらと思います。

小学校の観賞会と体験教室ではたくさんの小学生がキラキラした表情で素直に反応してくれて、こちらも毎回楽しく演奏したり教えたりしているのですが、私の琴教室にも小学生が来ています。その中で、新型コロナウイルスの影響で小学校が休校になった時はお友達にも会えず、どこにも行けなくてつまらなかったけど、お琴の練習をお家で沢山出来たから、楽しかったという子がいました。お琴は練習で弾くだけでも綺麗な音が出るので、気持ちが落ち込まないで過ごせたようでよかったと思います。

練習やレッスンが嫌にならずに、楽しみながらできるようにするために、教えるときに気をつけていることがいくつかあります。
小学生のレッスンでは、分かりやすい言葉でいうようにしています。特に低学年の子は、言葉を長く続けてたくさんのことを一度に言うと、理解するまでに時間がかかってしまったり混乱してしまうので、なるべく短くて簡単な言葉で伝えるようにしています。
もう一つ気をつけていることがあります。それは、
出来た時は思いっきり褒めて、出来なかった時は少し楽器から離れて考える時間を取るようにするということです。大人は失敗を冷静に受け止められますが、小学生は、「出来ない!」という感情が溢れてしまって、弾けるはずのところまでぐちゃぐちゃになってしまうので、いったん離れてどこをどうしたら弾けるようになるか、感情ではなく頭を使って考えてもらうようにすると、大泣きしながらも一生懸命考えて「あ、ここを直せば弾ける!」と自分で間違える理由に気付いて、納得が行くからです。納得すると、やり直した時にすごく良く弾けるようになるのでまた、思いっきり誉めます。

小学生のお子さんでも、上手にお琴が弾けるようになって日本の文化に触れることが出来ますので、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。

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